ボランティアを始めてみたいけど、どうしたらいいの?
「ボランティア」のこと、少しわかってきたけど、自分に何が出来るんだろう?
そう思ってきたら、『何が出来るか』より『何をしたいか』を考えてみてください。
ボランティアの活動を大きく9つに分けてみました。
『やりたいこと』を見つける参考にしてみてください。
1 集める |
2 ふれあう |
3 つくる |
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4 伝える |
5 教える |
6 広める |
7 手伝う |
8 購入する |
9 整える |
1 集める
使用済み切手や、書き損じはがき、空き缶等を収集しているボランティア団体に送れば、換金して活動資金等に充てることができます。また、共同募金や歳末たすけあい、海外たすけあい等の「募金活動」も『集める』ボランティア活動だと言えます。一人からでもすぐ始められるボランティア活動です。
2 ふれあう
老人ホームや一人暮らしの高齢者のお宅を訪問し、お話したり手紙等での交流をしてみませんか?また保育園等で、子どもたちと一緒に遊ぶのも楽しいボランティアです。地域に住んでいる外国の方々と交流することも、視野が広がりいろんな文化に触れる機会にもなります。
どんなボランティア活動も、この『ふれあう』ことから始まります。
3 つくる
一人暮らしの高齢者のお宅や障がいのある方々に、食事を作り提供する「食事サービス」の活動があります。
地域の公民館等で集まって行う「会食」や自宅に届ける「配食」等、いろいろな形があります。「子ども食堂」でのボランティアも『つくる』活動になります。
その他、手作りのぬいぐるみやおもちゃ等を、高齢者や障がい児の施設に届けてもいいかもしれません。
自分の趣味を活かすことのできる活動だと言えます。
4 伝える
地域に伝わる伝統芸能や行事、また昔ながらの伝統工芸品や昔の遊具を、一緒に作りながら受け継いでいくことも『伝える』ボランティア活動です。地域の歴史や観光スポットをまとめてMAPを作成したり、ガイドとして多くの人に伝えたり、方言等のルーツを探ることもおもしろい活動です。
5 教える
地域の子どもたちの学習支援を行ったり、職場を通じて職業体験や社会見学等を行うことができます。
学校だけでは学ぶことのできない経験を通して、子どもたちの世界も広がり、同時に子どもたちからも多くのものを得ることができます。
また、パソコン等の専門的な技術を、高齢者をはじめ多くの方々に『教える』ボランティア活動もあります。
6 広める
活動の大切さや必要性を、情報発信したり、イベントを企画して『広める』こともできるのではないでしょうか。例えば、献血やドナー登録等、もっともっと多くの人たちに知ってもらいたいと思える活動に出会ったら、それを学校や職場、地域へ広げていくお手伝いもできます。
イベント等を通じて多くの仲間と出会えるのも、大きな魅力です。
7 手伝う
高齢者や障がいのある方の、外出をお手伝いしたり、日常生活の困りごとを『手伝う』ボランティア活動があります。病院や施設で、食事介助や洗濯、清掃のお手伝いをするという方法もありますね。
このお手伝いは、簡単なものもありますが、時には手話や介助方法等の専門的な技術を求められるものもありますので、講習会等に参加して勉強することも大切です。
8 購入する
様々な活動を応援する「寄付つき商品」があります。それらを『購入する』ことで、売り上げの一部が活動支援に使われる仕組みです。購入する側も購入してもらう側もうれいしいボランティア活動だと言えます。
また、被災地で作られている商品や、障がい者の方々が働く施設で作られている商品を『購入する』と、直接、生活を応援することにも繋がっていきます。遠くの人を支えることのできるボランティアです。
9 整える
日常生活を見直し、毎日の暮らしを『整える』ことは、優しい「まちづくり」に繋がります。
自分たちの住んでいる地域の清掃や花の植栽は、住んでいるみんなの心を明るくしてくれます。資源の節約やゴミの分別も、暮らしの中の大切なボランティア活動の一つです。
誰もが暮らしやすい街を『整える』。全てのボランティア活動が目指している最終目標かもしれません。
「やってみたいこと」は見つかりましたか?
あなたの、ちょっと「やってみようかな・・」が、ボランティア活動に繋がります。
実現する方法は、あなたのまちのボランティアセンターが教えてくれるはず。
さあ、動き出してみましょう!