福祉教育
質問です。
Q1「福祉」って何だと思いますか?
Q2「福祉教育」と聞いて、何を連想しますか?
多くの人が次のように答えるでしょう。
A1「高齢者や障がいのある人、何か困っている人をたすける事」
A2「車椅子」や「アイマスク」体験、施設に行ってお手伝いをする。
どちらも間違ってはいません。
でも、それはほんの一部。これからの福祉にはもっともっと広い意味が込められています。
私たちはこう答えます。
AA1 福祉(ふくし)は、ふだんのくらしのしあわせ
福祉は、困った人のための特別なものではなく、自分たちにとっても大切なもの。
毎日の暮らしの中で、いろんな人と関わりながら、助けたり、助けられたり。
自分たちの暮らしている地域が、誰にとっても住みやすい地域になるように、みんなで考えていく。
そのことこそが「福祉」なんです。
AA2 「他人事=ひとごと」を「自分事=わがごと」に変える福祉教育
自分たちの暮らしている地域が、誰にとっても住みやすい地域になるように。
子ども、高齢者、障がい者、すべての人々がそれぞれ役割を持ち、支えあいながら、助け合いながら暮らせる地域-それは、他人が作ってくれるわけではなく、自分たちで作り上げていく必要があります。
そのことを、子どものころから意識し、将来一人の「地域人」となっていくための土台作りをすることが「福祉教育」だと考えます。
ですので、私たちの考える「福祉教育」には、地域の皆さんの力が必要なのです。
特に、これからの福祉教育をすすめていくにあたって、ポイントになる2つの取組みをご紹介します。この取組みを基本に、自分たちの地域にあったプログラムを考えていく事が、新しい福祉教育の第一歩かもしれません。
最後に宮崎県で取り組んでいる「福祉教育」の事例をご紹介します。
学校や社会福祉協議会、地域での福祉教育推進の参考にしていただければ幸いです。