被災地でのボランティア活動に参加する前に
台風等による風水害や地震、津波などの災害が発生した場合、被災地では災害ボランティアによる支援活動が大きな力を発揮し、ボランティア活動が果たす大きな役割の一つとなっています。
災害ボランティア活動には大きな期待が寄せられる一方で、ボランティア活動が被災地の人々や他のボランティアの負担や迷惑にならないよう、ボランティア一人ひとりが自分自身の行動と安全に責任を持つ必要があります。
テレビやインターネット等で災害により被災し、困っている人のことを知り、ボランティアとして支援したいと思った時にはどうすればいいのでしょうか。
そこで災害ボランティアとして被災地に行くに当たっては、以下のようなことに注意しましょう。
- 災害ボランティア活動は、ボランティア自身の自発的な意志と責任により被災地での活動に参加・行動することが基本です。
- まずは、自分自身で被災地の情報を収集し、現地に行くか、行かないかを判断することです。家族の理解も大切です。情報収集に当たっては、被災地の市役所や役場、社会福祉協議会、災害ボランティアセンターのホームページやSNSの情報をしっかり確認しましょう。
- 被災地での活動は、危険が伴うことや重労働となる場合があります。安全や健康についてはボランティアが自分自身で管理するということを理解したうえで参加しましょう。体調が悪ければ、参加を中止することが肝心です。
- 被災地までの往復の交通手段は、ボランティア自身が確保し、交通費も自己負担となります。
- 被災地で活動する際の宿所は、ボランティア自身が事前に被災地の状況を確認し、手配しましょう。水、食料、その他身の回りのものについてもボランティア自身が事前に用意し、携行のうえ被災地でのボランティア活動を開始しましょう。
- 被災地に到着したら、必ず災害ボランティアセンターを訪れ、ボランティア活動の登録を行いましょう。
- 被災地における緊急連絡先・連絡網を必ず確認するとともに、地理や気候等周辺環境を把握したうえで活動しましょう。
- 被災地では、被災した方々の気持ちやプライバシーに十分配慮し、マナーある行動と言葉づかいでボランティア活動に参加しましょう。
- 被災地では、災害ボランティアセンターやボランティアコーディネーター等、現地の受け入れ機関の指示に従って活動しましょう。組織的に活動することで、より大きな力となることができます。
- 自分にできる範囲の活動を行い、休憩を心がけましょう。無理な活動は、思わぬ事故につながり、かえって被災地の方々の負担となってしまいます。
- 備えとして、ボランティア活動保険(天災プラン)に加入しましょう。その際、極力出発地で加入手続きを行い、被災地に負担をかけないよう配慮しましょう。
※全社協HPから一部抜粋
なお、全国の災害ボランティア情報等については「全社協 被災地支援・災害ボランティア情報」のページから最新の情報を入手してください。
また、被災地での活動の前に、同ページの「ボランティアのみなさんへ」を御参照の上、事前に必要な情報を収集し、必ず出発地(お住まい)の市区町村社会福祉協議会においてボランティア活動保険に加入してください。